Index Coverage
インデックス対象範囲

「インデックス対象範囲(旧インデックス カバレッジ)」とはGoogleが認識しているページを分析します。インデックスされているページのステータスと表示回数をグラフで表示します。インデックスされていないページ(除外されたページ)はその理由もわかります。

新しいSearch Consoleで最も変わった部分が「インデックス対象範囲」です。旧Search Consoleではインデックスに登録されたページの総数の推移とブロックされたリソースが確認できただけでしたが、新Search Consoleではステータスごとにインデックス状況が細かく把握できます。

インデックス対象範囲 ステータス>インデックス対象範囲
大項目 中項目 内容/分析範囲 ダウンロード 旧Search Console項目
ステータス インデックス カバレッジ Googleが認識しているページを分析します。
インデックスされているページのステータスと表示回数をグラフで表示します。
インデックスされていないページ(除外されたページ)はその理由もわかります。
可能 Googleインデックス>インデックス ステータス
Googleインデックス>ブロックされたリソース
クロール>クロールエラー
対象:「すべての既知のページ」「すべての送信済みページ」「各サイトマップ」
ステータス:「エラー」「有効(警告あり)」「有効」「除外」

「インデックス対象範囲」ではGoogleがインデックスしエラーとなったページを細かく表示してくれます。重複ページの発見やcanonical使用ミス、サイト設計の仕様間違いの発見などに役立ちます。
サーチコンソールでインデックス ステータス状況を確認しクロールエラーを解消する

Target
対象

対象

インデックス状況の分析範囲を「すべての既知のページ」「すべての送信済みページ」「各サイトマップ」から選択できます。「すべての既知のページ」とはGoogleがインデックスしているページ全て、「すべての送信済みページ」はサイトマップ送信したページ全てです。

Status
ステータス

ステータス

「エラー」「有効(警告あり)」「有効」「除外」それぞれの数字と検索結果の表示回数が確認できます。表示期間は直近90日間で固定となります。

エラー:何らかの理由によりインデックスに登録できなかったページ
有効(警告あり):インデックスに登録されているページですが、何からの問題があり、Googleでは、運営者側での意図的なものかどうかを特定できないページ
有効:インデックスに登録されているページ
除外;意図的にインデックスに登録されていないページ

ステータス状況

ステータスでは「エラー」「有効(警告あり)」「有効」「除外」それぞれ理由ごとに状況がわかります。また、各データのフィルタリングとダウンロードもできます。

インデックス登録の対象範囲>送信して登録されました

さらに理由部分をクリックすると該当URLの一覧がわかります。なお、修正を完了した場合は「修正を検証」ボタンを押します。

修正を検証

検証が開始されるとボタンが「詳細を表示」と変わります。

詳細を表示

検証が終了し問題ない場合は「合格」となります。

検証:合格

List
ステータス一覧

下記は現状弊社にて確認できたものを掲載しております。

ステータス 理由 備考
エラー 送信された URL のクロールに問題があります サイトマップ送信したページの中にGooglebotがアクセスした時にエラーとなるページがある
送信された URL はソフト 404 エラーのようです サイトマップ送信したページの中にステータスコード404なのにステータスコード200を返しているページがある
送信された URL が見つかりませんでした(404) サイトマップ送信したページの中にステータスコード404のページが含まれている
送信された URL に noindex タグが追加されています サイトマップ送信したページの中にnoindexのページがある
サーバーエラー(5xx) Googlebotがアクセスした時にサーバーエラーが発生した
有効(警告あり) robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録しました robots.txtでクロールを拒否しているが、インデックスに登録した
有効 送信して登録されました インデックス登録済み、かつサイトマップ送信されている
インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません インデックス登録済みだがサイトマップ送信されていない
除外 ページにリダイレクトがあります リダイレクトがあるページ
代替ページ(適切な canonical タグあり) 別にcanonicalで指定したページがある
検出 - インデックス未登録 まだインデックス登録されていない
クロールエラー Googlebotがクロールしエラーとなった
noindex タグによって除外されました noindex タグが記載されている
ページが重複しています(canonical タグなし) ページが重複している、かつcanonicalが記載されていない
送信された URL が canonical として選択されていません サイトマップで送信されたURLとcanonicalで指定したURLが異なっている
見つかりませんでした(404) 404エラーとなるページ
クロール済み - インデックス未登録 Googlebotがクロール済みではあるがインデックスに登録されていない
Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました canonicalで設定されたURLとは異なるページを有効としている
ソフト 404 ステータスコード404なのにステータスコード200を返しているページがある

How to use
活用方法

Search Consoleの「インデックス対象範囲」で何ができるのか記事にしました。