サーチコンソールのサイトマップ送信をしてもインデックス除外となる場合

Search Console
サイトマップ送信

新Search Consoleにはリリース時点からサイトマップ送信が提供されています。「検索パフォーマンス」と「インデックスカバレッジ」と比較すると使われていなさそうな機能ですが、Googleに運営者の意図を伝えるという観点では結構大切に感じます。

サイトの規模が大きくなればなるほど生じてくることが重複ページ問題です。Googleが発信している情報から考えると、重複ページに対して運営者側が適切に処置することを要望しているように感じます。

▼重複した URL を統合する
https://support.google.com/webmasters/answer/139066

また、新Search Consoleは重複ページに対して旧Search Consoleよりも細かく取り上げてくれています。インデックスカバレッジを見るとインデックスから除外されたURLとその理由が細かくわかります。なお、それぞれの内容はこちらのページにまとめてありますのでご確認ください。

▼インデックス カバレッジ解説
https://www.web-ma.co.jp/search-console/index-coverage.html

ステータス除外

単にインデックスから除外したという通知だけではなく、「代替ページ(適切な canonical タグあり)」「ページが重複しています(canonical タグなし)」というように重複ページに対する処理を教えてくれます。

重複ページに対して「代替ページ(適切な canonical タグあり)」とある場合は適切に対処済みなので問題ないと言えます。「ページが重複しています(canonical タグなし)」の場合は対応可能であれば対処したいところです。ECのASPなどどうしても対処できない場合もありますが。

サイトマップ送信したURLがインデックスされない場合

送信された URL が canonical として選択されていません

サイトマップ送信はGoogleにインデックス促進とインデックスしてほしいURL(正規ページ)の指定に役立ちます。ただ、ツールを使ってサイトマップを送信しているとSearch Consoleで指摘される場合もあります。「送信された URL が canonical として選択されていません」とある場合、送信したサイトマップの内容とWebページの内容を確かめる必要があります。この問題を解消することがGoogle順位アップに繋がるとは言いませんが、少なくともGooglebotの余計な負荷は減らせます。PageSpeed Insightsの指摘内容からもそうですが、Googleはクローラー負荷を削減したいのだなと感じます。画像の最適化は特にです。

西部俊宏
執筆者:西部俊宏
株式会社Webの間代表取締役。上場企業でのSEOやWebサイト構築実績多数。ECサイトのカスタマイズ経験も多数あり。
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