ページ内で見出しタグを使いすぎないようにしましょう

SEO
HTML

見出しタグ。<h1>から<h6>まであり、通常ページ内で重要である箇所で囲みます。ページコンテンツの重要性を伝えようと考えて、繰り返し同じキーワードを見出しタグで囲むような使い方は避けた方が良いです。

SEOの効果を最大限に高めようとして見出しタグを多用するケースがあります。特に上位の見出しタグ(h1やh2など)を繰り返すような場合です。コンテンツの内容を検索エンジンに適切に伝えるための施策がSEOであり、その結果が検索順位や幅広い流入数の増加となります。どうしても結果重視で考えてしまうと、そもそもの適切に伝えることがおろそかになります。そうなるとキーワードの詰め込みや過剰な強調に繋がります。当然Googleのガイドライン違反となります。

▼キーワードの乱用(Search Console ヘルプ)
https://support.google.com/webmasters/answer/66358

「適切に伝える」ことを念頭に考えると特定のキーワード云々ではなく、コンテンツ内容から考えられるようになります。そうすると「見出しタグをどの場所で使うのか、どんな構成で使うのか」考えるようになり、「見出しタグ以外の伝え方」も意識するようになります。HTML5であれば、何でもかんでも<section>タグで囲めばいい訳ではないですよね? 補足要素であれば<aside>タグで十分です。強調することではなく、内容からタグ付けした構成が適切に伝えることではないでしょうか。

検索エンジン最適化スターターガイドもチェックしましょう

Googleはウェブマスターが正しいSEOの知識を得られるように「検索エンジン最適化スターターガイド」を提供しています。SEOの基本的なことが記載されているのでぜひご覧ください。改めて見つめ直す機会にもなります。

▼検索エンジン最適化スターターガイド
https://static.googleusercontent.com/media/www.google.com/ja//intl/ja/webmasters/docs/search-engine-optimization-starter-guide-ja.pdf

この中に「見出しタグを適切に使おう」という項目があります。こんな記載がありました。

ページ全体を通して見出しタグは慎重に利用しよう
見出しタグは使用する意義がある場所で使いましょう。見出しタグがページ内に多すぎると、ユー ザーにとってコンテンツが読みづらくなり、1つのトピックがどこで終わって次のトピックがどこから 始まるのか、わかりにくくなります。

  • ページ内で見出しタグを使いすぎない
  • ページにあるすべての文章を見出しタグに入れない
  • 見出しタグを構造を示すためではなく、スタイルを整える目的で使わない

何事もやり過ぎは良くないということです。適切に、自然が一番ではないでしょうか。

日下誠彦
執筆者:日下誠彦
株式会社エフティスマイル代表取締役。上場企業でのSEO・SEMの実績多数。現在は企業のSEO・インターネット広告におけるコンサル業務、及び自社サービスのSEO・SEM戦略を行っている。

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