サーチコンソールの検索クエリとは? 増やす方法について

Search Console

検索クエリとはわかりやすい言葉で言うと「検索キーワード」のことです。ユーザーが検索した時のキーワードそのものなので、空白スペースのあり・なしは別々のクエリとして表示されます。弊社であれば「株式会社webの間」と「株式会社 webの間」は別のクエリになります。

サーチコンソールのクエリに表示される方法

検索クエリはSearch Console(新バージョンで説明します)の「検索パフォーマンス」で見ます。検索パフォーマンスには検索対象となったクエリが一覧で表示されます。Google Analyticsに表示されるのは実際にアクセスがあったキーワードのみですが、Search Consoleではユーザーが検索した時に表示されたものもわかります。

▼Search ConsoleとGoogle Analyticsの違い|サーチコンソール・グーグルアナリティクス比較
https://www.web-ma.co.jp/column/search-console/1145.html

Search Consoleのクエリに表示されるには、そのキーワードで検索対象となることです。例えば「サーチコンソール 使い方」というクエリで上位表示したいとします。今「サーチコンソール 使い方」というキーワードに合致したページが存在しない場合はページ追加をします。キーワードに合致したページがあればおそらくSearch Consoleのクエリに表示されると思います(細かいことは省きます)。

検索パフォーマンス

もし対象キーワードに合致したページがあるにも関わらずクエリに表示されないという場合はお問い合わせをいただけますか。サイトをきちんと運用さえしていれば、検索対象にはなるはずですので。

検索クエリのクリック数を増やすには

Search Consoleではクエリごとに「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」が表示されます。このクリック数はサイトへの流入数なので当然増やしたい数字です。クリック数の増加となるのは以下です。

  1. CTRを高める
  2. 掲載順位を上げる
  3. 検索需要を増やす
平均CTR

CTRを高めるにはページタイトルとmeta descriptionの見直しです。検索結果に表示される情報を精査してクリック率を高めます。例えば「無料」「簡単」といったユーザー喚起となる単語を入れたり、「SEO会社に教えるサーチコンソールの使い方」というように注目を集めるようなタイトルにしてみます。

平均掲載順位

掲載順位を上げるということは検索順位が上がることです。当然順位が低い場所にいるよりも上位にいる方がクリック数が増えます。ここは所謂SEOに取り組むことなので詳細は割愛します。

合計表示回数

検索需要は必ずしもコントロールできるものではありません。しかし、あるニュースがきっかけで検索クエリが増え、クリック数が増えるということは起こり得ます。なので、話題となりそうなテーマのページを用意しておくことが大切です。

また、強制的に検索需要を増やしたい場合は広告やPR活動でしょうか。CMやネット以外の媒体に検索導線を目的とした広告を打ちます。出稿量や出稿先を間違えなければ検索需要は増えるでしょう。

検索クエリの種類を増やすには

検索クエリの種類は新しく検索対象となれば増えます。なので手っ取り早いのはページ追加です。しかし、ページ追加をしているにも関わらずクエリの種類が増えない場合は、既存のコンテンツと同様のページを追加している可能性があります。既存ページとターゲットキーワードを変えないと新しい流入は期待できません。通常、新しいテーマのページを追加さえしていれば検索クエリの種類は増えるはずです。

クエリの種類

検索クエリの表示がMAX(999件)となったらどうすれば良いのか?

クエリ数MAX

検索クエリは999件までしか表示されません。「検索パフォーマンス」をクリックしてまず表示されるのはサイト全体のクエリです。この状態で999件に到達した場合は個別のカテゴリやページ単位で表示しましょう。

ページでフィルタリング

このようにカテゴリごとにフィルタリングをすることでカテゴリ別クエリが表示できます。大カテゴリでもMAXに到達してしまう場合は中カテゴリ・小カテゴリというように細かくフィルタリングをします。

ここで大事なのはサイトの構造設計です。サイトがフィルタリングしやすい設計になっていればいいのですが、作り方如何ではクエリのフィルタリングが適切にできません。Search Consoleも踏まえたサイト開発が必要な場合もまずはお問い合わせください。

西部俊宏
執筆者:西部俊宏
株式会社Webの間代表取締役。上場企業でのSEOやWebサイト構築実績多数。ECサイトのカスタマイズ経験も多数あり。
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