共通部分を見直して検索結果のページタイトルの書き換えを解消

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最近よく目にする事象のひとつがタイトルタグの書き換えです。検索結果で表示されるタイトルがタイトルタグの内容ではなく別のものに変えられるというものです。これが結構悩ましくもあり、かつ施策を施してみないと結果がわからないということが難儀です。本件について先日ひとつ解消できた事例があったのでここで記します。

まずタイトルの書き換えについてが起こる理由は「検索キーワードに対してタイトルタグの内容が適切でないというGoogleの意図である」と考えています。通常であればタイトルタグはページの表題であるためそれを使用すべきです。

しかしGoogleがタイトルタグの内容を選ばないということは、ユーザーのニーズを満たしていないという判断があるからこそでしょう。これがタイトルタグにキーワードが入っていないのならばよくわかります。確かに検索キーワードとマッチングしていないと判断できます。

しかし悩ましいのはキーワードがタイトルタグに入っているのにタイトルの書き換えが生じる場合です。実際に当事者としては書き換えられたタイトルを見ると不自然に感じてしまいます。

その結果として表示されているものはアンカーテキスト(+サイト名もあり)であろう文字列です。自分としては不自然であろうとGoogleがそれを選んでいるということはやはり何かしらの原因があるからこそなのでしょう。

正直いろいろと悩みました。
「キーワードの詰め込み?」「アンカーテキストが過剰だからか?」
しかし本件については書き換えが起こるキーワードには該当していませんでした。

ただ一つ違和感に感じたことがあり、それを修正したところタイトルの書き換えを防ぐことができました。それは共通部分のテキストです。つまりこのサイトのタイトルタグは以下のようになっていたのです。

トップ:A+B+C|D+E
下層ページ:F+G|A+B+C

この状態でキーワードCにおいてタイトルの書き換えが起こっていました。キーワードCは「A+B+C」という他のページにも記載されている共通部分にしかなかったのです。
おそらくGoogleは共通部分にあるテキストということで該当ページにとっては重要度が低いという判断をしたのではないかと見込みをたてました。そのためトップページのタイトルタグを次のように書き換えました。

トップ:A+H+C|D+E

トップページのタイトルタグは他のページと共通する部分をなくしました。この修正をしてすぐに検索結果でタイトル書き換えが解消されました。

今回は見込み通りの結果になりましたが、Googleがタイトルを書き換えた意図から察するに他のページにもある共通部分に対する評価の低さを感じます。ついトップページのテキストをそのまま下層ページでも流用してしまいがちですが、それは避けて各ページのユニーク性を大切にした方が良いと考えます。

日下誠彦
執筆者:日下誠彦
株式会社エフティスマイル代表取締役。上場企業でのSEO・SEMの実績多数。現在は企業のSEO・インターネット広告におけるコンサル業務、及び自社サービスのSEO・SEM戦略を行っている。

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